そもそも野営は、はるか昔の狩猟時代や、戦争における兵士たちの宿泊としてごく一般的に行われていました。日本で最初にキャンプが行われたのは明治・大正時代です。琵琶湖畔には1916年にボーイスカウトが初野営した記念碑が残っています。
過去のキャンプ(野営)はサバイバルや教育的な活動の一環でとして行われることもありました。衣食住を野外で行いゴミ捨て場や簡易的なトイレなども自分たちで設営して作っていた様です。(今では考えられませんね。)
昨今では、人が自然と向き合い、季節や景色を楽しみ、ゆっくりとした時間を自然の中で過ごすライフスタイル思考からくるキャンプが定着しつつあります。
さて、集団訓練的キャンプとアウトドアカルチャーとの違いは何でしょうか。
キャンプも時代とともに変化しています。集団から多様性の時代に移り変わり、一人ひとりが自然の中でどう過ごすかを考え、マナーやルールを守ってより文化的にキャンプが行われることが望ましいと考えます。